
「〇〇様専用にしていただけませんか?」
メルカリで出品をしていると、一度はこのようなコメントをもらったことがあるのではないでしょうか。
実はこの「専用ページ」、メルカリ公式の機能ではありません。
ユーザー同士のやり取りから生まれた、独自の「ローカルルール」です。
公式ではないからこそ、作り方やマナーに迷うこともありますよね。
今回は、スムーズな取引のための専用ページの作り方から、トラブルを未然に防ぐための注意点まで、分かりやすく解説します。
1. 専用ページを作る「3つのステップ」
専用ページの作成は、実はとても簡単です。以下の3つのステップで進めてみましょう。
① 商品画像を「専用」に変更する
スマホの画像編集機能を使って、1枚目の画像に大きく「〇〇様専用」と文字を入れます。
他の人が一目で「予約品」だと分かるようにするためです。
※元の画像が全く見えないと、購入者が不安になることもあります。商品の端に文字を入れるか、2枚目以降に元の写真を残すのが親切です。
② 商品名を「〇〇様専用」に変更する
商品名の冒頭に「〇〇様専用」と付け加えます。
これで、検索結果からも専用であることが伝わりやすくなります。
③ 価格を合意した金額に変更する
最後に、交渉で決まった金額に変更します。
この3つをセットで行うのが、一般的な専用ページの作り方です。
2. なぜ「専用」にする必要があるの?

公式ルールではないのに、なぜ多くの人が専用ページを作るのでしょうか。
そこには、取引を円滑にするための「おもてなし」の側面があります。
まとめ買いの依頼があったとき
複数の商品を一つにまとめて、送料分を調整して再出品する場合です。
値下げ交渉が成立したとき
「この金額なら買います」という約束を守るために、他の方に買われないよう一時的に配慮する役割を果たします。
「後で必ず買いたい」という要望への対応
「仕事が終わってから購入したい」といった、短期間の取り置きとして活用されることもあります。
3. 知っておきたい「専用ページ」のルールとリスク
善意で行う専用ページですが、メルカリの公式規約に照らし合わせたリスクを知っておくことが大切です。
「先に買った人」が優先されるのが公式ルール
専用ページにしても、システム上は誰でも購入できてしまいます。
もし他の人が先に買ってしまった場合、メルカリの規約では「最初に購入手続きを完了した人と取引を進める」のが正解です。
専用だからといって、キャンセルを強要することは規約違反になる恐れがあります。
事務局のサポート対象外
専用ページは公式機能ではないため、「専用にしたのに買われない」「横取りされた」といったトラブルに対して、事務局が特別な対応をしてくれることはありません。
放置リスク
専用にしたのに、一向に購入されない……ということも。
その間、他の人に売るチャンスを逃してしまいます。
「あくまでユーザー間の便宜上の対応である」というスタンスを忘れず、深追いしすぎないことが、ストレスを溜めないコツです。
4. トラブルを防ぐための「スマートな一工夫」
心地よい取引のために、ちょっとした工夫を添えてみましょう。
「期限」を明確に設ける
「本日21時まで専用とさせていただきます。それ以降は通常販売に戻します」
コメントや説明文にこのように明記しましょう。
期限を決めることで、放置リスクをスマートに回避できます。
「早い者勝ち」をあらかじめ伝えておく
専用を作る際に、一言添えるだけで万が一の際のトラブルを大幅に減らせます。
「専用にいたしますが、メルカリのルール上、先に購入された方が優先となりますのでご了承ください」
画像に商品内容をしっかり残す
1枚目を「専用」の文字だけにする場合でも、2枚目以降には元の商品の写真を必ず残しておきましょう。
購入後の「中身が違う」というトラブルを防ぐための、大切な安全策です。
5. 「専用」を断りたい時の角が立たないフレーズ
「専用を作るのが不安」「過去にトラブルがあった」という場合は、無理に合わせる必要はありません。
こんなフレーズで丁寧にお断りしましょう。
「お問い合わせありがとうございます。申し訳ございませんが、メルカリの規約に則り、トラブル防止のため専用作成は一律でお断りしております。このままの状態で、お早めにご購入いただけますと幸いです」
自分のペースで、無理なく出品を楽しむこと。
それがメルカリを長く続ける一番の秘訣です。
まとめ:心地よい取引のための「マナー」として
専用ページは、相手への優しさの形です。
でも、その優しさで自分に負担がかかりすぎては本末転倒。
公式ルールを正しく理解した上で、マナーを賢く使い分けて、顔の見えない相手とのやり取りを、もっと軽やかに、もっと楽しんでいきましょう。
編集後記|なるほどノート編集部より
今回は「メルカリの専用ページ」をテーマにお届けしました。
ちょっとした気遣いで、取引がぐっと温かいものになる。
でも、一番大切なのは「お互いが安心して取引できること」。
そんな「暮らしのやり取り」のバランスを大切にしたいですね。